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私とプレイステーション

2006/04/12

実家とはいいものだ。猫がいるし、プレイステーションがある。

今回の帰省中は久しぶりにプレイステーションをたっぷりやった。ファイナルファンタジー・タクティクスという昔のゲームである。これが滅法おもしろい。ただ我が家のプレイステーションは、もう10年ほど使ってるだけあって、かなりガタが来ている。CDの読み込みは遅く、電源ボタンは5回押して1回反応する程度だ。

プレイステーションで10歳と言ったら、人間の年齢ならおそらく60歳ほどだろう。このような様々な症状が起こるのも、仕方のないことなのかもしれない。なお、今の表現を、人間以外の読者にも分かりやすいように、さらに直しておくと、人間の60歳というのは、犬の年齢でいうと、10歳となる。しかしこれでは犬以外の読者はいまいちピンとこないだろう。そこでさらに説明を加えておくと、犬の年齢で10歳というのは、猫の年齢でも10歳であり、一万年生きると言われる亀の年齢に直せば6000歳となるし、セミの一生に直すと8日ほどとなる。しかし実はセミというのは地面の下で幼虫として7年ほど生きている。よって、セミの一生を二週間程度と考えるのは誤りなのである。

さて。

今の動物の年齢うんぬんという話は今回の文章において完全に不要なので、みなさんの脳にある海馬に、ぜひ、「さっきのいらない」と伝えておいてほしい。ちなみに海馬というのは、脳において記憶を司っている部分である。だがここで注意してほしいのは、海馬自体は記憶を保存するわけではないということだ。海馬は脳に入ってきた情報が必要か不要かを判断するだけなのである。もし海馬によって必要だと判断されたならば、その情報は脳の別の部分に保存されるのだ。

さて、今の海馬うんぬんという話は今回の文章において完全に不要なので、みなさんの脳にあるアレにいつものアレを伝えておいてくれればいいんだけど、そもそも一体なんの話だったっけ。ああそうか、ガタが来てるって話だよ。えーと、何にだっけ。

あ、俺にか。

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リスニングする人食べる人

2006/04/12

最近は部屋で音楽を聴くのにヘッドホンを使ってる。やはりスピーカーよりも細かい音がしっかり聞こえますね。聞き慣れた曲でも新しい発見があって楽しい。例えばある曲では、爆音で鳴ってるギターのうしろで、小さくキーボードの音が聞こえる。こんなの今まで気付かなかった。ほとんどギターの音で掻き消されてる。がんばれキーボード。どうせ聞こえないんだから、猫ふんじゃったでも弾いてやれ。

さっき聴いたイギリスのバンドの曲なんか、バックにずっと人の話し声が入ってた。ぶつぶつぶつぶつ、誰かが喋ってる。しかも延々とだ。これは1970年代に録音されたものだから、設備がショボイんだろうか。隙だらけのレコーディングスタジオだ。誰か知らないけれども、録音してる間くらいは黙れ。もしくはそいつの口にガムテープを貼った上で演奏を始めようよ。

なんて思いながら、ふと見たら、部屋のテレビが付いていた。ニュースキャスターがずっと喋っている。ぶつぶつぶつぶつ喋っている。

すべての謎が解けた。

なるほどね、こういうのを早とちりって言うのね。1970年代をバカにし過ぎてた。いくらなんでもそんなスタジオは使わない。というか話し声が入ってたら私より先に本人が気付く。いや、ほんと、最初からおかしいと思ったんだよ。

日本語で「民主党」って言ってたもん。

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前にアルバイトの面接を受けたんだけど

2006/04/22

前にアルバイトの面接を受けたんだけど、今日はその結果が分かる日だった。もし採用なら電話がかかってくる。不採用の場合は電話はかかってこない。

だから朝から携帯を前に正座してたのだが、時計の針が正午を回っても電話は鳴らない。しかし別に午前中に電話するなどと言われたわけではないので午後も引き続き正座して待つ。だがまだ電話はかかってこない。そして私より先に私の足がしびれを切らしたので正座を崩し、女豹のポーズで再び待つ。携帯電話に色目を使うが一向に電話はかかってこない。

このまま待っていると心が張り裂けそうだったので映画でも観ることにする。「π」という映画だ。ただこれが白黒映画で、ついウトウトしてしまう。

そして半分眠りかけていたら部屋に電話の音が鳴り響き、慌てて飛び起きると映画の中で電話が鳴っていた。

イージーミスである。

主人公が電話を取ったけど、もちろんバイト採用の電話ではなかった。

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二人の愛は永遠に

2006/05/13

大学時代の友人からメールが来た。彼女とケンカしてすごく落ち込んでいるらしい。私は友のためならメロスの五倍は走れる男なので、彼を慰めるべくゴハンに誘った。飯でも食いながら詳しい話を聞き、私なりにアドバイスしてあげられればいいなと思ったわけだ。

しかしいざ実際に会ってみると、友人は予想以上の凹み方をしていた。砂漠経由で待ち合わせ場所に来たような顔になっている。聞けば、なんと辛くてメシも喉を通らないとのこと。しかし立ち話では落ち着かないし、何より私は腹ぺこで、メシが喉をびゅんびゅん通る状態なので、近くにあったマクドナルドに入る。飲み物だけを頼む友人を尻目に、ベーコンレタスバーガーセットをがっつり食べる私。

こう書くと私はただの無神経な男だが、実は友人の落ち込み具合に動揺して、「えっと、この、ベ、ベートンのやつ」と、注文を思いっきり噛んでいる。私にだってそんな繊細な面もある。それは覚えておいてほしい。

その後、ケチャップで口の周りをベタベタにしながら雑談。といっても友人のテンションは奈落の底に落ちてるので、私が一方的にしゃべる。そんなことをしつつ、「さあて、いいかげん本題に入らなきゃなあ…」と思っていたら、友人の携帯に、彼女からのメールが届いた。そこには、

「さっきはごめん、仲直りしよう」

と書いてあった。友人は途端に砂漠でオアシスを見つけたような顔になる。そして彼は私の方を向き、「ありがとな!」と言った。私は、「いやいや、俺は何もしてないよ」と答えた。

本当に何もしていない。

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